■台湾省（たいわんしょう）について
台湾省は中華民国（台湾）の省の一つですが、台湾省を独立した国としてみるのか、中国の一部とみなすかは国によって違うかもしれません。台湾省には少々複雑な歴史がありますが、もともとは原住民と呼ばれる人たちが住んでいました。つまり、台湾に元々住んでいた人は中華系ではなかったということです。しかし、近くにある福建省から漢民族が移住していき今の台湾になったと言われています。台湾は非常に親日家が多く、日本人だと分かると非常に親切にしてくれるので温かい気持ちになります。


台湾の人気観光スポットは台北に集中しています。そんな台北に九份と呼ばれている古い田舎町があります。かつては金が掘られていたという九份は、1910年代は眠らぬ街として知られていたといいます。商店街があり、小さな店が幾つもあります。かつては金が掘られ栄えた町ですが、今はひっそりとした雰囲気があります。日本の田舎町、それも少し昔の田舎町を思わせます。ここへ来ると日本の古き良き時代へタイムスリップしたかのような気持ちになること間違いなしです。台湾の人はとても日本人が好きですから町の人と触れあって楽しい思い出を作ってください。


故宮博物院は北京と台北に2つありますが、台北の故宮博物院も北京に負けず劣らず絢爛豪華なたたずまいを誇っています。国共内戦の後敗れた国民党が台湾に渡るときに約60万件以上もの美術品を持って台湾に渡り、台北市北部にそれらの宝物を保管する博物館が建てられました。その収蔵点数の多さから世界4大博物館の一つに数えられており、三ヶ月に一回展示の入れ替えがあるものの全ての展示品を見るためには8年余りかかかるとも言われています。　

沖縄の人は日本本土へ行くよりも台湾省へ行った方が近いと言われますが、気候も沖縄の気候に似ています。冬の暖かさは石垣島と同じくらいです。夏はとても暑く日差しが強いことで知られています。