澳門特別行政区（まかおとくべつぎょうせいく）について

■澳門特別行政区（まかおとくべつぎょうせいく）について
澳門特別行政区は香港特別行政区と同じように様々な面において中国の最先端を行っている場所と言えるかもしれません。香港がイギリス領であったためにイギリスの文化の影響を色濃く受けているように、マカオもポルトガルの植民地時代の影響が色濃く残っています。街並みにそれは反映されており、中国とは思えない異国の雰囲気が漂っています。


マカオは香港と同じように以前は外国によって支配されており、そのため中国本土とは違った独特な文化を形成してきました。それは街並みにも影響しています。マカオはポルトガルのアジア貿易の拠点として発展してきました。有名な建造物には、セント・ポール大聖堂や媽閣廟（まこうみゅう）などがあります。さらに、8つの広場があります。ヨーロッパの町づくりに広場は欠かせません。そのような文化がマカオ歴史城区から読み取れます。


リゾート地であるマカオですが、澳門漁人碼頭は非常に人目につきます。これは欧米にある物を真似しているショッピングセンターなのですが、今ではこれだけで観光スポットになっています。この澳門漁人碼頭ですが、実は完成するのに5年という歳月を要したものなのです。マカオには西洋建築物が残る町がありますが、ここはそれとは違い中東の雰囲気をもつデザインとなっています。



ギア要塞は1622年から38年にかけて当時マカオを支配していたポルトガル人がマカオで最も高い場所に建てた要塞です。頂上には聖母マリアを祭るギア教会やギア灯台などがあり、ギア教会ではキリスト教的な美術と東洋的なデザインとが融合したフレスコ画を見ることができ、また灯台は現在も現役で活躍し続け今も沿岸を航海する船の道しるべとなっています。

香港などと同じで夏が最も長く高温多湿です。冬は寒くても10度以下です。