■新疆ウイグル自治区（しんきょうういぐるじちく）について
新疆ウイグル自治区はウルムチが中心となっています。このウルムチですが、アジアが属するユーラシア大陸の歳中心部に位置しています。そのため、モンゴル、ロシア、カザフスタン、キルギス、アフガニスタン、パキスタン、インドといった中東の国々とも接しています。さらに、自然が豊かな場所として知られています。新疆ウイグル自治区なのでウイグル族が主ですが、そのほかにもウズベック族やロシア族、タタール族などが居住しています。産業としては農業が中心です。オアシス灌漑農業と呼ばれ、地下水路を使った灌漑を使って山からの雪解け水を利用します。


天山天池は新疆ウイグル自治区のウルムチから110キロ、標高は平均して約2000メートルの山です。この天山天池はなんと中国の国家観光局により最高級の景勝観光地に選ばれたのです。それもそのはずです。カナダかスイスにいるような気分にさえしてくれるのが、この天山天池です。湖は天然の高山湖で、エメラルドグリーンの色をしています。この天山天池の主峰はボゴダ主峰で、標高は5445メートルです。これほど高いと簡単に登山ができる高さではないかもしれません。


ベゼクリク千仏洞はトルファンの火焔山とよばれる砂漠の山の山麓に位置する石窟寺院です。最盛期のウイグル王国が存在した9世紀には多くの仏教壁画が描かれ多くの仏師や絵師がここに住み着いて活動していたとされています。しかし壁画の大部分は残念ながらその後この地にやってきたヨーロッパや日本の探検隊によって持ち帰られてしまいました。けれども石窟内に残された仏画や仏像からは煌びやかな当時の色彩を想像することができます。敦煌莫高窟の影に隠れてどうしても忘れられがちな遺跡ですがシルクロードファンや仏像好きの方はぜひ一度訪れてみられることをオススメします。

海から最も離れている場所なので、非常に乾燥した気候です。特に東部や南部では年間降水量が20ミリから50ミリのことも多いです。