寧夏回族自治区(ねいかかいぞくじちく)について

■寧夏回族自治区(ねいかかいぞくじちく)について
寧夏回族自治区は銀川市を中心地とし、少数民族による自治が行われています。少数民族といっても、3分の1は回族が占めています。回族というのは、イスラム教を信仰する民族です。ですから、食文化もイスラム教の影響を受けています。寧夏回族自治区は中国の中でも最も大きい回族居住地区です。寧夏回族自治区で栽培される作物の種類は実に豊富です。小麦だけでなく米の栽培も行われ、トウモロコシ、テンサイ、スイカなどが栽培されています。また農業だけでなく放牧業も行われており、その上石炭の採掘が盛んに行われています。まさにどの産業も発展していると言えますね。

■観光スポット
●西夏王陵(せいかおうりょう)
西夏王陵(せいかおうりょう)
寧夏回族自治区はイスラム教徒が多く住む自治区ですが、あまり目立たない地方というイメージがあるかもしれません。しかし、ある発見により寧夏回族自治区が注目されています。それが、この西夏王陵なのです。これは20世紀の大発見として中国では見られています。中国には非常に多くの少数民族がいますが、考古学上参考となる文献や発見が少ないのが現実です。しかし、寧夏回族自治区で西夏王陵が発見されたことで少数民族考古学に大きな発展をもたらすことになりました。

●南関清真寺(なんかんせいしんじ)
南関清真寺(なんかんせいしんじ)
南関清真寺は明代末期に創建されたイスラム教寺院で1981年に再建されました。敷地面積が2074㎡もあり、非常に広大な寺院となっています。上でも説明があったように寧夏回族自治区はイスラム教徒が多く住んでいることから自治区内には1800余りのイスラム寺院があるともいわれており、中でもこの清真寺は最大級のものの一つです。

■気候
北は乾燥していますが、南は温暖湿潤気候です。冬の気温は低く、平均気温がマイナス10度からマイナス8度です。

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