貴州省（きしゅうしょう）について

■貴州省（きしゅうしょう）について
貴州省の省都は貴陽市です。貴州省には他の場所にはあまり住んでいない少数民族も数多く暮らしています。主な少数民族に、ミャオ族、ブイ族、ドン族、トゥーチャ族、コーラオ族、ペー族、ヤオ族などがいます。また、貴州省は山地が多いため、林業が発達してきました。


貴州荔波カルストは中国南方カルストの一部で「地球上のエメラルド色のベルト地帯」と言われています。ここはカルスト地形だけでなく、原始性が強い森林が沢山残っていることで知られています。特に美しいのは水上森林と呼ばれる場所です。これは水の中からいきなりにょきっと木が立っている様です。そこまで行くのに足が水にぬれることも多く、観光客のほとんどの人がサンダルを履いてやってきます。貴州荔波カルストは茂蘭森林自然保護区と樟江風景名勝区の二か所がありますが、先ほど述べた森林たちは茂蘭森林自然保護区で見られます。エメラルドに輝く湖や滝などを観賞することができます。


青岩古鎮は貴州省の中にある四大古鎮の一つに数えられています。古鎮とはそもそも何のことなのでしょうか。古鎮の鎮というのは、「町」を意味しています。ですから、古鎮というのは簡単に言うと古い町ということです。古い町並みが残っているということでしょう。この町は明の時代から軍事古鎮として始まり、明や清の時代から今までを数えると600年という月日が経っています。様々な寺や廟があるだけでなく、教会などが混在している所もこの青岩古鎮の面白い所です。


凱裏はミャオ族自治州の州都で少数民族が人口の7割を占め、州内には少数民族の村落が点在しています。比較的観光化されておらず、大自然に囲まれた環境の中で昔ながらの生活を送る少数民族の姿に接することができます。州内には民族博物館があり、各地域の民族衣装や風習が展示されています。

貴州省の冬は厳しすぎることなく、夏の暑さもそれほど酷くはありません。貴州省は降水量において春と冬は全国一位を記録しています。