重慶市(じゅうけいし)について
■重慶市(じゅうけいし)について
重慶市は中国の4つの中央直轄市の一つで、その他の都市は北京市、上海市、天津市です。三千年の歴史を持つ古い町ですが、中国の三大ストーブと言われるほど暑いのが特徴です。

重慶から西に176キロ行ったところに石刻群があります。場所の名前は大足です。大足石刻と呼ばれるこの石刻群の多くが仏教に関係する彫刻です。それらの大足石刻が制作されたのは9世紀から13世紀だと言われています。この大足という場所には75か所ほど石刻群があるのですが、その中でも最も有名なのは、北山(ほくさん)と宝頂山(ほうちょうざん)という場所です。規模が大きいということと芸術性が高いというのがその理由です。特に北山は町から徒歩で簡単に行くことができるということから、非常に人気があります。その規模は何と約1万体の像が500メートル以上にわたってずらりと続いているのです。その多くが、普賢菩薩像や数珠手観音像などの像ですね。顔の表情や着ている服の装飾など細かい所に目を向けてみると非常に面白いですよ。その点で言うと、宝頂山もお勧めです。宝頂山の像たちは非常に躍動的であると言われています。さらに、表情が非常に豊かですから見ていて飽きることがありません。仏教の像はどれも同じようにしか見えないという人は、ここへ来るとその見方が変わるかもしれませんね。

重慶武隆カルストは世界最大のカルスト地帯である中国南方カルストの一部です。長江の支流の鳥江という河の下流に位置しています。カルスト地帯ですから洞窟も多くあります。有名な洞窟は、芙蓉洞(ふようどう)です。日本で有名なカルスト地帯と洞窟は山口県にある秋吉台の秋芳洞ではないでしょうか。それと比べると大きさは3倍になります。天井の坑は長い年月をかけて水が上から注ぎこまれた事によってできたようで「天が開けた穴」とも言われており有名な観賞ポイントです。

朝天門広場は重慶半島の東の端にあります。天門という名前がどうしてついているかというと、その昔天子と呼ばれる皇帝が地方官吏に勅命を下した場所であるためというのがその名の由来です。ここには唐の時代に、詩人として大変有名な李白も訪れたと言われています。今では市民が多く集まる憩いの場となり、週末などには屋台が出るなど非常に賑わっています。

磁器口は水運の中心として古くから栄えた港で、名前の由来は昔茶碗をこの地域でさかんにつくっていたためです。清の時代には年間75万個も生産されており、ここを積出港として長江を下り中国全土に運ばれていきました。他にも近隣の都市から様々な物資が磁器口に集められ、水運の発達とともに市(いち)も立つようになって大変栄えました。現在でもその面影は石畳と石段でできた迷路のような街並みの中に見ることができます。路地裏散策にもうってつけな趣ある街です。
重慶市は中国の4つの中央直轄市の一つで、その他の都市は北京市、上海市、天津市です。三千年の歴史を持つ古い町ですが、中国の三大ストーブと言われるほど暑いのが特徴です。
■世界遺産
●大足石刻(だいそくせっこく)

重慶から西に176キロ行ったところに石刻群があります。場所の名前は大足です。大足石刻と呼ばれるこの石刻群の多くが仏教に関係する彫刻です。それらの大足石刻が制作されたのは9世紀から13世紀だと言われています。この大足という場所には75か所ほど石刻群があるのですが、その中でも最も有名なのは、北山(ほくさん)と宝頂山(ほうちょうざん)という場所です。規模が大きいということと芸術性が高いというのがその理由です。特に北山は町から徒歩で簡単に行くことができるということから、非常に人気があります。その規模は何と約1万体の像が500メートル以上にわたってずらりと続いているのです。その多くが、普賢菩薩像や数珠手観音像などの像ですね。顔の表情や着ている服の装飾など細かい所に目を向けてみると非常に面白いですよ。その点で言うと、宝頂山もお勧めです。宝頂山の像たちは非常に躍動的であると言われています。さらに、表情が非常に豊かですから見ていて飽きることがありません。仏教の像はどれも同じようにしか見えないという人は、ここへ来るとその見方が変わるかもしれませんね。
●重慶武隆カルスト(じゅうけいぶりゅうかるすと)

重慶武隆カルストは世界最大のカルスト地帯である中国南方カルストの一部です。長江の支流の鳥江という河の下流に位置しています。カルスト地帯ですから洞窟も多くあります。有名な洞窟は、芙蓉洞(ふようどう)です。日本で有名なカルスト地帯と洞窟は山口県にある秋吉台の秋芳洞ではないでしょうか。それと比べると大きさは3倍になります。天井の坑は長い年月をかけて水が上から注ぎこまれた事によってできたようで「天が開けた穴」とも言われており有名な観賞ポイントです。
■その他の観光スポット
●朝天門広場(ちょうてんもんひろば)

朝天門広場は重慶半島の東の端にあります。天門という名前がどうしてついているかというと、その昔天子と呼ばれる皇帝が地方官吏に勅命を下した場所であるためというのがその名の由来です。ここには唐の時代に、詩人として大変有名な李白も訪れたと言われています。今では市民が多く集まる憩いの場となり、週末などには屋台が出るなど非常に賑わっています。
●磁器口(じきこう)

磁器口は水運の中心として古くから栄えた港で、名前の由来は昔茶碗をこの地域でさかんにつくっていたためです。清の時代には年間75万個も生産されており、ここを積出港として長江を下り中国全土に運ばれていきました。他にも近隣の都市から様々な物資が磁器口に集められ、水運の発達とともに市(いち)も立つようになって大変栄えました。現在でもその面影は石畳と石段でできた迷路のような街並みの中に見ることができます。路地裏散策にもうってつけな趣ある街です。
■気候
南京市、武漢市と共に中国三大釜戸として知られています。重慶市の中心では夏の平均気温が29度です。