広西壮族自治区(こうせいちわんぞくじちく)について

■広西壮族自治区(こうせいちわんぞくじちく)について
広西壮族自治区は、少数民族による自治が行われている地域です。中国の最南端に位置しています。西南部はベトナムと国境を接しており、方言もそれら東南アジアよりの言語です。漢民族が最も多い中国では、ほとんどの町が漢民族を中心にできています。しかし、広西壮族自治区は人口の3分の1が壮族(チワン族)が占めています。他にも、ヨウ族、ミャオ族、トン族、ムーラオ族、マオナン族、キン族、スイ族などの少数民族が住んでいます。中国の最南端に位置しているということもあり、サトウキビやバナナ、パイナップルといった南国の果物や作物が多く栽培されています。中国ではミルクティーの中にタピオカを入れるのを好みますが、このタピオカも広西壮族自治区が名産となっています。

■観光スポット
●畳彩山(じょうさいざん)
畳彩山(じょうさいざん)
畳彩山は広西壮族自治区の中でも有名な景勝地です。畳彩山は奇峰と呼ばれており、数々の文人や詩人たちがここを訪れてきました。そのためか、山麓には楼閣や亭などがあちこちにあります。高さは223メートルとそれほど高くありませんが、岩肌の地層がはっきりと何重にも積み重なっているのを見ることができ非常に美しいです。

●桂林(けいりん)
桂林(けいりん)
桂林はカルスト地形が生み出した山水画のような美しい景観で知られ、世界遺産にも登録されています。桂林観光のハイライトは桂林を南北に流れる離江下りです。約5時間かけて離江とそれに沿って連なる風景を堪能できます。ルート上には様々な形の岸壁や鍾乳洞などの地形が見られ、岸壁に9頭の馬が隠れているように見える九馬画山など眺めているだけでも面白いスポットです。一生に一度は絶対に見ておいたほうがいい景色です。

■気候
特徴は、省内の中央を北回帰線が通過しているということでしょう。北部は中亜熱帯湿潤気候、南部は南亜熱帯湿潤気候です。

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