広東省（かんとんしょう）について

■広東省（かんとんしょう）について
広東省の首都は広州です。広州があまりにも有名なので広州が広東省の中の省都だということを知らない人もいるかもしれません。香港に通じる町である深セン市も広東省の中に位置しています。広東省に関して最も有名なのは広東料理です。中国には、「食は広州にあり」ということわざがあるほど、広州は食がおいしい町として知られているのです。日本人の口に合う料理が多く、薬膳スープなども有名です。現地の人は毎食必ずスープを飲むという習慣があります。そのようにして湿度と気温が高い気候の中で健康を保っているようです。


香港へ旅行に来たついでに中国本土にも渡ってみたいという人の多くが、深せんに立ち寄るのではないでしょうか。しかし、中国国内の名所を見て回るほどの時間もお金もないかもしれませんね。そんな人にお勧めしたいのが、この錦綉中華なのです。なぜでしょうか。なぜなら、この錦綉中華は世界最大のミニチュアテーマパークだからです。中国各地にある遺跡や建物を据えて縮小して再現しているので、行った気分になることができますし、中国の文化についても学べます。


ここは1983年に発見された前漢時代の南越という国の国王の墓を記念して建てられたもので、館内には陵墓から出土した玉衣(玉片と赤いシルクの糸で作られた衣装)、青銅器、陶器など豪華な副葬品が展示されていたり、王墓の石室が公開されたりしています。

年間の降水量が多く、スコールが多い気候です。さらに、夏から秋にかけては台風が多く直撃する場所でもあります。