湖北省(こほくしょう)について
■湖北省(こほくしょう)について
湖北省の省都は武漢市です。長江中流に位置しているため中国の中では真ん中の辺りに位置する省です。華中地域と呼ばれる地域ですが、湖北省にはその華中地区で最も高い標高3105メートルの山があります。

武当山には72もの峰があり、険しい山や霧の深い谷が多くあり、神秘的な雰囲気を醸し出しています。霧の中に浮かぶ深い緑色をした山々が非常に美しいのです。またここは、自然が美しいだけでなく、道教の修行者である道士を多く見ることができ、またこの武当山の中には約32の道教寺院があります。まるで昔からあったかのようにそれらの寺院は自然に溶け込み、武当山の神秘的なイメージをさらに強くしています。武当山が道教の聖地となったのは漢の時代以降のことです。有名な建築物には、紫霄宮(ししょうきゅう)や太和宮(たいわきゅう)があります。これらの寺院は多くの歴史的戦乱により焼失したり、傷んだものも多かったと言われています。なぜ今それらの寺院が以前の姿のまま凛としているかというと、明の時代の皇帝である永楽帝が膨大な国費を使って修復作業を行ったからなのです。この永楽帝は玄天上帝と呼ばれる武当山で修行して神になったという神様を信じていたからなのです。ですから、この武当山というのは昔から中国人の精神にとって非常に重要な場所となってきたようですね。今でも早朝には寺院の境内で朝靄の中修業をする道士たちを見ることができるようです。

神農架は湖北省の中でも西に位置しています。四川省とも接しています。この神農架は標高が3105メートルと高いのですが、3000メートル地点まで車で行くことができるというメリットがあります。この神農架は動植物の種類が豊富な事で有名です。国家重点保護動物が多く生息しており、有名な動物は金糸猴(きんしこう)です。この動物は孫悟空のモデルとなった動物として知られています。

黄鶴楼は223年呉の孫権によって建てられた楼閣で、当初は見張り台として作られたものでしたが後に多くの文人墨客が訪れる名所となりました。日本人にとっては国語の教科書にも載っている李白の「黄鶴楼にて孟皓然の広陵に行くを送る」という詩に出てくるのでなじみ深いと思います。
湖北省の省都は武漢市です。長江中流に位置しているため中国の中では真ん中の辺りに位置する省です。華中地域と呼ばれる地域ですが、湖北省にはその華中地区で最も高い標高3105メートルの山があります。
■世界遺産
●武当山(ぶとうさん)

武当山には72もの峰があり、険しい山や霧の深い谷が多くあり、神秘的な雰囲気を醸し出しています。霧の中に浮かぶ深い緑色をした山々が非常に美しいのです。またここは、自然が美しいだけでなく、道教の修行者である道士を多く見ることができ、またこの武当山の中には約32の道教寺院があります。まるで昔からあったかのようにそれらの寺院は自然に溶け込み、武当山の神秘的なイメージをさらに強くしています。武当山が道教の聖地となったのは漢の時代以降のことです。有名な建築物には、紫霄宮(ししょうきゅう)や太和宮(たいわきゅう)があります。これらの寺院は多くの歴史的戦乱により焼失したり、傷んだものも多かったと言われています。なぜ今それらの寺院が以前の姿のまま凛としているかというと、明の時代の皇帝である永楽帝が膨大な国費を使って修復作業を行ったからなのです。この永楽帝は玄天上帝と呼ばれる武当山で修行して神になったという神様を信じていたからなのです。ですから、この武当山というのは昔から中国人の精神にとって非常に重要な場所となってきたようですね。今でも早朝には寺院の境内で朝靄の中修業をする道士たちを見ることができるようです。
■その他の観光スポット
●神農架(しんのうか)

神農架は湖北省の中でも西に位置しています。四川省とも接しています。この神農架は標高が3105メートルと高いのですが、3000メートル地点まで車で行くことができるというメリットがあります。この神農架は動植物の種類が豊富な事で有名です。国家重点保護動物が多く生息しており、有名な動物は金糸猴(きんしこう)です。この動物は孫悟空のモデルとなった動物として知られています。
●黄鶴楼(こうかくろう)

黄鶴楼は223年呉の孫権によって建てられた楼閣で、当初は見張り台として作られたものでしたが後に多くの文人墨客が訪れる名所となりました。日本人にとっては国語の教科書にも載っている李白の「黄鶴楼にて孟皓然の広陵に行くを送る」という詩に出てくるのでなじみ深いと思います。
■気候
省都の武漢市の夏の暑さは中国国内でもとても有名で、中国の三大釜戸として知られています。