江西省(こうせいしょう)について
■江西省(こうせいしょう)について
江西省の省都は南昌市です。長江流域の省で、位置的には湖南省の東、福建省の西に位置しています。民族は漢民族が中心ですが、その他にもショウ族や回族、ミャオ族、ヨウ族などの少数民族が暮らしています。江西省は中国有数の米の産地ですが、そのほかにも綿花やサトウキビお茶などを栽培しています。

廬山は雲に覆われており、非常に幻想的な雰囲気を醸し出しています。泉や滝に加えて、大小様々な不思議な形をした石などが沢山あるのです。海抜はほとんどが1000メートル以上で、主峰として知られる漢陽峰は海抜1474メートルです。廬山の北は長江に面しており、非常に水が豊かなため夏も非常に爽やかで心地よいです。そのためか避暑地や療養地として多くの人が旅行に訪れます。実は、張学良、蒋介石、毛沢東、周恩来などの中国の歴史上非常に有名な政治家たちもここに別荘を残したのです。そのようなことから多くの中国人にとって避暑地、別荘を購入する場所としては非常に憧れの場所となっています。ところでこの廬山というのは、別名で匡山と呼ばれています。この名前にはある言い伝えがあります。その昔、廬山には匡という名字をした7人の兄弟がいたといいます。この7人兄弟は非常に貧しく粗末な小屋で細々と生活していました。そんな彼らが隠遁生活を続けた末に仙人になり、彼らが住んでいたという粗末な小さな小屋が山になったという伝説です。この言い伝えから別名である匡山という名前が生まれたとされています。廬山へ行くとその言い伝えが本当の話のような、まさに仙人が出てきそうだと感じるに違いありません。中国の南にはこのような仙境がいくつもあります。

中国の名山のほとんどが道教や儒教、仏教などの聖地として知られており、寺院などの修行の場が多くあります。江西三清山もそのような名山の一つで、中国道教の聖地として知られています。海抜は1819メートルほどです。三清山国家地質公園が世界遺産に登録されたのは、中国の世界自然遺産の中では7番目で、2008年に登録されました。この江西三清山は名山というところだけがポイントなのではありません。ここは、薬用野生植物の宝庫とも言われています。薬用野生植物というのは、漢方薬などで使われる薬草やきのこなどのことで、1500種類もの薬用植物が自生しているため現地農民はそのような植物で漢方薬を作って販売して生計を立てているという場合もあるようです。江西三清山へ行く際には植物に注意して見てみると面白いと思いますよ。

滕王閣は、江西省の南昌市にある中国三大名楼の一つに数えられている建築物です。中国三大名楼の中でも最も優れているとも言われています。この滕王閣が建てられたのは唐の時代ですが、その後29回の立て直しを経て今の美しい滕王閣が出来上がりました。この滕王閣が有名になったのは「滕王閣序」という唐初の四大名士の一人王勃(おうぼつ)が書いた散文詩で取り上げられたことがきっかけだったようです。

景徳鎮はいわずとしれたあの陶磁器の景徳鎮の産地です。中国四大名鎮の一つに数えられ繁華街である珠山中路には至る所に焼き物を売る店が立ち並んでいます。他にも多くの陶磁器に関する遺跡が点在しており、焼き物好きにとってはぜひ訪れておきたいスポットです。
江西省の省都は南昌市です。長江流域の省で、位置的には湖南省の東、福建省の西に位置しています。民族は漢民族が中心ですが、その他にもショウ族や回族、ミャオ族、ヨウ族などの少数民族が暮らしています。江西省は中国有数の米の産地ですが、そのほかにも綿花やサトウキビお茶などを栽培しています。
■世界遺産
●廬山(ろざん)

廬山は雲に覆われており、非常に幻想的な雰囲気を醸し出しています。泉や滝に加えて、大小様々な不思議な形をした石などが沢山あるのです。海抜はほとんどが1000メートル以上で、主峰として知られる漢陽峰は海抜1474メートルです。廬山の北は長江に面しており、非常に水が豊かなため夏も非常に爽やかで心地よいです。そのためか避暑地や療養地として多くの人が旅行に訪れます。実は、張学良、蒋介石、毛沢東、周恩来などの中国の歴史上非常に有名な政治家たちもここに別荘を残したのです。そのようなことから多くの中国人にとって避暑地、別荘を購入する場所としては非常に憧れの場所となっています。ところでこの廬山というのは、別名で匡山と呼ばれています。この名前にはある言い伝えがあります。その昔、廬山には匡という名字をした7人の兄弟がいたといいます。この7人兄弟は非常に貧しく粗末な小屋で細々と生活していました。そんな彼らが隠遁生活を続けた末に仙人になり、彼らが住んでいたという粗末な小さな小屋が山になったという伝説です。この言い伝えから別名である匡山という名前が生まれたとされています。廬山へ行くとその言い伝えが本当の話のような、まさに仙人が出てきそうだと感じるに違いありません。中国の南にはこのような仙境がいくつもあります。
●江西三清山(こうせいさんせいざん)

中国の名山のほとんどが道教や儒教、仏教などの聖地として知られており、寺院などの修行の場が多くあります。江西三清山もそのような名山の一つで、中国道教の聖地として知られています。海抜は1819メートルほどです。三清山国家地質公園が世界遺産に登録されたのは、中国の世界自然遺産の中では7番目で、2008年に登録されました。この江西三清山は名山というところだけがポイントなのではありません。ここは、薬用野生植物の宝庫とも言われています。薬用野生植物というのは、漢方薬などで使われる薬草やきのこなどのことで、1500種類もの薬用植物が自生しているため現地農民はそのような植物で漢方薬を作って販売して生計を立てているという場合もあるようです。江西三清山へ行く際には植物に注意して見てみると面白いと思いますよ。
■その他の観光スポット
●滕王閣(とうおうかく)

滕王閣は、江西省の南昌市にある中国三大名楼の一つに数えられている建築物です。中国三大名楼の中でも最も優れているとも言われています。この滕王閣が建てられたのは唐の時代ですが、その後29回の立て直しを経て今の美しい滕王閣が出来上がりました。この滕王閣が有名になったのは「滕王閣序」という唐初の四大名士の一人王勃(おうぼつ)が書いた散文詩で取り上げられたことがきっかけだったようです。
●景徳鎮(けいとくちん)

景徳鎮はいわずとしれたあの陶磁器の景徳鎮の産地です。中国四大名鎮の一つに数えられ繁華街である珠山中路には至る所に焼き物を売る店が立ち並んでいます。他にも多くの陶磁器に関する遺跡が点在しており、焼き物好きにとってはぜひ訪れておきたいスポットです。
■気候
夏が非常に熱いことで有名です。しかし、夏の平均気温は28度から30度と報告されています。