江蘇省(こうそしょう)について
■江蘇省(こうそしゅう)について
江蘇州の省都は南京市です。南は海に面しており、長江の最下流に位置しています。そのため運河や水路が多い場所です。中国は人口が非常に多いですが、その中でも最も人口密度が高いと言われているのが、この江蘇州なのです。その人口は何と7438万人です。面積は北海道と四国の面積を足した程度でかなり大きいように感じますが、7000万人以上の人口がおり、それらの人が省都の南京市に集中していると考えるとすごい人口密度ですよね。

水が非常に豊富で美しい町として知られているのが蘇州ですが、蘇州古典園林はその代表と言えるかもしれませんね。中国には、中国四大庭園と呼ばれるものがあります。そのうちの一つがこの蘇州古典園林なのです。しかし、世界遺産登録されているのはこの蘇州古典園林一つというわけではなく、蘇州古典園林の中にある庭園の中から9か所が世界遺産登録されているのです。拙政園(せっせいえん)、留園(りゅうえん)、網師園(もうしえん)、環秀山荘(かんしゅうさんそう)、滄浪亭(そうろうてい)、獅子林(ししりん)、退思園(たいしえん)、藝圃(げいほ)、藕園(ぐうえん)の9か所です。このうち後半に挙げた5か所は2000年になって登録されました。では、一体どのような庭園なのでしょうか。蘇州古典園林は多くの日本人が好んで訪れる観光名所かもしれませんね。なぜなら、蘇州の庭園は日本のわびさびを思わせるような繊細な造りをしており、北京などの皇帝庭園とは違っているからなのです。その理由は、北京などの皇帝庭園が皇帝のために贅沢に華麗に造ったのに対して、蘇州の庭園の場合は皇帝のためではなく役人や商人たちが自分たちがくつろげる場所にと造った個人の庭園だからなのです。日本庭園が好きという人は、似ているけれど違う中国の蘇州古典園林を見てみてはいかがでしょうか。

江蘇州にある南京市の東にあるのが、この霊谷寺です。このお寺は霊谷寺公園という公園の中にあります。この公園は、紫金山の南麓にあり、中山陵からは東に1.5キロ行ったところにあります。建てられたのは1381年で殷代の建築物です。これは現存する唯一の民大の建築物で、梁を一本も使わずに建てられているところが特徴です。使っているのはレンガでアーチ形にして組んであります。そのため、別名「無梁殿」と呼ばれています。

夫子廟は昔ながらの水の都南京の風情がよく味わえる場所です。夫子はもともと儒学者に対する敬称で夫子廟とは一般的には孔子を祀る場所のことを指しますが、南京の夫子廟は明清代の町並みが残る繁華街に立っており、この繁華街全体を指して夫子廟ともよびます。この地区の建物のほとんどが古代の江南民家建築であり、近くを流れる秦准河では遊覧船に乗って水上からの見物を楽しむことができます。近くには小吃と呼ばれる軽食が食べられる屋台がたくさん並び夜間のライトアップも非常に綺麗です。
江蘇州の省都は南京市です。南は海に面しており、長江の最下流に位置しています。そのため運河や水路が多い場所です。中国は人口が非常に多いですが、その中でも最も人口密度が高いと言われているのが、この江蘇州なのです。その人口は何と7438万人です。面積は北海道と四国の面積を足した程度でかなり大きいように感じますが、7000万人以上の人口がおり、それらの人が省都の南京市に集中していると考えるとすごい人口密度ですよね。
■世界遺産
●蘇州古典園林(そしゅうこてんえんりん)

水が非常に豊富で美しい町として知られているのが蘇州ですが、蘇州古典園林はその代表と言えるかもしれませんね。中国には、中国四大庭園と呼ばれるものがあります。そのうちの一つがこの蘇州古典園林なのです。しかし、世界遺産登録されているのはこの蘇州古典園林一つというわけではなく、蘇州古典園林の中にある庭園の中から9か所が世界遺産登録されているのです。拙政園(せっせいえん)、留園(りゅうえん)、網師園(もうしえん)、環秀山荘(かんしゅうさんそう)、滄浪亭(そうろうてい)、獅子林(ししりん)、退思園(たいしえん)、藝圃(げいほ)、藕園(ぐうえん)の9か所です。このうち後半に挙げた5か所は2000年になって登録されました。では、一体どのような庭園なのでしょうか。蘇州古典園林は多くの日本人が好んで訪れる観光名所かもしれませんね。なぜなら、蘇州の庭園は日本のわびさびを思わせるような繊細な造りをしており、北京などの皇帝庭園とは違っているからなのです。その理由は、北京などの皇帝庭園が皇帝のために贅沢に華麗に造ったのに対して、蘇州の庭園の場合は皇帝のためではなく役人や商人たちが自分たちがくつろげる場所にと造った個人の庭園だからなのです。日本庭園が好きという人は、似ているけれど違う中国の蘇州古典園林を見てみてはいかがでしょうか。
●霊谷寺(れいこくじ)

江蘇州にある南京市の東にあるのが、この霊谷寺です。このお寺は霊谷寺公園という公園の中にあります。この公園は、紫金山の南麓にあり、中山陵からは東に1.5キロ行ったところにあります。建てられたのは1381年で殷代の建築物です。これは現存する唯一の民大の建築物で、梁を一本も使わずに建てられているところが特徴です。使っているのはレンガでアーチ形にして組んであります。そのため、別名「無梁殿」と呼ばれています。
●夫子廟(ふうしびょう)

夫子廟は昔ながらの水の都南京の風情がよく味わえる場所です。夫子はもともと儒学者に対する敬称で夫子廟とは一般的には孔子を祀る場所のことを指しますが、南京の夫子廟は明清代の町並みが残る繁華街に立っており、この繁華街全体を指して夫子廟ともよびます。この地区の建物のほとんどが古代の江南民家建築であり、近くを流れる秦准河では遊覧船に乗って水上からの見物を楽しむことができます。近くには小吃と呼ばれる軽食が食べられる屋台がたくさん並び夜間のライトアップも非常に綺麗です。
■気候
比較的温暖な地域で、冬の平均気温はマイナス1度から3度ほどです。日本と同じように夏に入る前に梅雨があります。