山西省(さんせいしょう)について
■山西省(さんせいしょう)について
山西省は、中国の中で最も歴史がある地域と言えるかもしれません。なぜなら、山西省には黄河流域で発展した中国古代文明の発祥地があるからです。かつては炭鉱の町として栄えた町でもあります。

この古都平遥は中国国内で非常に有名です。なぜなら、もっとも完全に保存されている古都だからです。そもそもこの町は全く無名の非常に小さな町でした。しかし、1997年に古都平遥が世界文化遺産に登録されるとたちまちこくないがいから注目されるようになりました。古都平遥が初めに建設されたのは、西周時代です。今からさかのぼること実に2000年です。非常に保存状態が良いために古都平遥の城壁も残っており、木造建築もまだ残っています。古都平遥の面白い所の一つが、今もなお古都平遥に住んでいる人たちの生活を垣間見ることができるということではないでしょうか。古都平遥の特徴的な民家は四合院と呼びますが、3797か所もあるのです。古都平遥を見ると、かつては非常に栄えた町だったということが分かるでしょう。

雲崗石窟とは山西省の中でも最も北に位置する大同市という場所にあります。大同市は山西省の中でも第二の都市と呼ばれており、比較的大きな町です。その町から西に約15キロほど行ったところにその雲崗石窟はあります。仏教石窟寺院の雲崗石窟には、53の主要な洞窟と5万1000体もの像が立っています。中でも有名なのは第20窟という大仏です。非常に大きく露天にその全体がむき出しになっていることから非常に有名で存在感があります。これら雲崗石窟が作られ始めたのは北魏の時代です。山西省だけでなく他の場所の石窟も北魏の時代に造られ始めたものが多いですね。雲崗石窟には色鮮やかな石窟が残っている所もあります。雲崗石窟へ行くとその大きさに圧倒されると思いますよ。

山西省の北部には仏教にまつわる場所が多くあります。この五台山もそんな仏教の聖地の一つです。中国三大霊山の一つに数えられています。この五台山の特徴は5つの峰から成っているのですが、どれもすべて頂上が平坦だということです。主峰である葉頭峰は海抜3058メートルとなかなか高さのある山です。国内の省の中でも山西省は歴史が深い場所ですが、五台山も古くから名をはせていたようです。というのも、チベットからわざわざダライ・ラマが訪れたこともあるというのです。しかし、ここで疑問が一つ出てきます。それは、五台山は仏教の聖地というけれど、仏教の中でもどの仏教なのかということです。なぜならダライ・ラマが参拝に来るということは、仏教の中でもチベット仏教の聖地ということになるでしょう。ここが、五台山特有の部分なのです。唯一この五台山だけが、中国仏教とチベット仏教の両方の聖地として知られているのです。

双塔寺が建っているのは、山西省の省都である太原市の中心部です。中心街へ行くまでの路には服装市場と呼ばれる市場があり、あらゆるものが卸価格で販売されています。週末だけでなく平日から多くの人でごった返している場所です。市場を抜けると静かな道が現れ、2つの塔を持つ寺が見えてきます。それが、双塔寺です。この双塔寺は太原のシンボルとなっており、八角13層の造りになっており、一番上の階まで急な階段が続きます。頂上まで登ると小さな窓から市の全景を一望することができます。

晋祠は山西省の省都である太源市の代表的なスポットです。太源は歴史の古い街で春秋時代の晋国の都市として栄えました。晋祠はその晋の基礎となる唐を築いた唐叔虞を祀るために建てられた祠堂です。見所は晋祠博物館で聖母殿など多くの建物や庭園が見られます。
山西省は、中国の中で最も歴史がある地域と言えるかもしれません。なぜなら、山西省には黄河流域で発展した中国古代文明の発祥地があるからです。かつては炭鉱の町として栄えた町でもあります。
■世界遺産
●古都平遥(ことへいよう)

この古都平遥は中国国内で非常に有名です。なぜなら、もっとも完全に保存されている古都だからです。そもそもこの町は全く無名の非常に小さな町でした。しかし、1997年に古都平遥が世界文化遺産に登録されるとたちまちこくないがいから注目されるようになりました。古都平遥が初めに建設されたのは、西周時代です。今からさかのぼること実に2000年です。非常に保存状態が良いために古都平遥の城壁も残っており、木造建築もまだ残っています。古都平遥の面白い所の一つが、今もなお古都平遥に住んでいる人たちの生活を垣間見ることができるということではないでしょうか。古都平遥の特徴的な民家は四合院と呼びますが、3797か所もあるのです。古都平遥を見ると、かつては非常に栄えた町だったということが分かるでしょう。
●雲崗石窟(うんこうせっくつ)

雲崗石窟とは山西省の中でも最も北に位置する大同市という場所にあります。大同市は山西省の中でも第二の都市と呼ばれており、比較的大きな町です。その町から西に約15キロほど行ったところにその雲崗石窟はあります。仏教石窟寺院の雲崗石窟には、53の主要な洞窟と5万1000体もの像が立っています。中でも有名なのは第20窟という大仏です。非常に大きく露天にその全体がむき出しになっていることから非常に有名で存在感があります。これら雲崗石窟が作られ始めたのは北魏の時代です。山西省だけでなく他の場所の石窟も北魏の時代に造られ始めたものが多いですね。雲崗石窟には色鮮やかな石窟が残っている所もあります。雲崗石窟へ行くとその大きさに圧倒されると思いますよ。
●五台山(ごだいさん)

山西省の北部には仏教にまつわる場所が多くあります。この五台山もそんな仏教の聖地の一つです。中国三大霊山の一つに数えられています。この五台山の特徴は5つの峰から成っているのですが、どれもすべて頂上が平坦だということです。主峰である葉頭峰は海抜3058メートルとなかなか高さのある山です。国内の省の中でも山西省は歴史が深い場所ですが、五台山も古くから名をはせていたようです。というのも、チベットからわざわざダライ・ラマが訪れたこともあるというのです。しかし、ここで疑問が一つ出てきます。それは、五台山は仏教の聖地というけれど、仏教の中でもどの仏教なのかということです。なぜならダライ・ラマが参拝に来るということは、仏教の中でもチベット仏教の聖地ということになるでしょう。ここが、五台山特有の部分なのです。唯一この五台山だけが、中国仏教とチベット仏教の両方の聖地として知られているのです。
■その他の観光スポット
●双塔寺(そうとうじ)

双塔寺が建っているのは、山西省の省都である太原市の中心部です。中心街へ行くまでの路には服装市場と呼ばれる市場があり、あらゆるものが卸価格で販売されています。週末だけでなく平日から多くの人でごった返している場所です。市場を抜けると静かな道が現れ、2つの塔を持つ寺が見えてきます。それが、双塔寺です。この双塔寺は太原のシンボルとなっており、八角13層の造りになっており、一番上の階まで急な階段が続きます。頂上まで登ると小さな窓から市の全景を一望することができます。
●晋祠(しんし)

晋祠は山西省の省都である太源市の代表的なスポットです。太源は歴史の古い街で春秋時代の晋国の都市として栄えました。晋祠はその晋の基礎となる唐を築いた唐叔虞を祀るために建てられた祠堂です。見所は晋祠博物館で聖母殿など多くの建物や庭園が見られます。
■気候
山西省は縦長の形をしているため北と南とでは気候が違います。北は冬に零下20度近くに行くこともあります。乾燥しており水不足に悩まされることが多いと言われています。